牛ランプのステーキ ゼラチンドーム瞬間スモーク 薩摩芋飴炊きの流星群

今日は、スーパーで安く仕入れた鹿児島産黒毛和牛モモ(ランプ)ステーキ肉を使ってステーキを作りますが

普通にステーキを焼くだけでは面白くもないので、当ブログらしく、一捻りしたものを出します。(。・_・。)ノ


最初に時間がかかる「ゼラチンドーム」から作ります。

これは要するに、燻す対象を包み込むガラスドームの代わりになります。

しかもガラスと違って食べられるドームです。(^^)

それでは、縁日でお馴染みのヨーヨー釣りに使う小さなゴム風船を準備します。


空気入れを使って膨らませて口を縛ります。

縛ったら、キッチンペーパーにサラダ油を染み込ませて風船の上部に薄く塗布します。


ボウルにゼラチン、水を投入してふやかします。


ふやけたら湯煎50℃に浮かべながら溶かします。

ゼラチンが水に馴染んだら35℃まで自然に下がるまで待って…


風船の頭をボウルに突っ込んで回しながらゼラチンを付着させます。

この時、ゼラチンの温度が35℃以上だと、粘り気が少なくサラサラなので風船に塗られた油がゼラチンをツルツルに弾いてしまい上手く付きません。

ゼラチンの温度が35℃を下がると、粘度が増して付着しますが、今度は素早くしないと更にゼラチンの温度が下がり冷えて強い粘り気が出て塗っても分厚くなり、薄く塗れなくなります。(^^;)

上手く塗布出来たら洗濯干し用ピンチハンガーの洗濯バサミに風船の口を挟んで吊るして室内で24時間乾かします。


次にもう一つ

付け合わせとして⭐星型の野菜抜き型を使って、さつまいも「流れ星」型飴炊きを作ります。

カリカリ飴が美味しいさつまいものアレです。(^^)


皮を剥いたさつまいもを抜き型の幅に厚めの輪切りにして…


グッと押し込んで…


抜いたら、左側のように頭の前と後ろを斜めに包丁で削って尖らせます。


次に水に晒して、焦げる原因となる「でんぷん質」を洗い流します。

終わったら水気を切り、キッチンペーパーで更に拭き取ります。


その後、油で揚げます。


ホクホクに揚がったら尖らせた頭を左にして、右の股間に竹串をまっすぐ刺し込みます。


さて、鍋に砂糖、水を沸かして飴炊き「飴」を作ります。


飴色になったら竹串に刺した星さつまいもを飴に突っ込んで潜らせてコーティングさせて引き上げて、すぐに竹串の後ろをピンチハンガーの洗濯バサミに逆さに挟んで吊るして乾かします。

吊るしたら暫く床に飴が途切れずに細く伸びながら垂れ落ちるので、新聞紙を敷いて床が汚れるのを防いでください。

飴が固まったら、下に細く伸びた飴を適度な長さにハサミで切り離します。


最後にステーキを焼きます。

常温に戻しておいた10cm程度の大きさの小ぶりな鹿児島産黒毛和牛もも(ランプ)ステーキ用です。

筋切りをして、焼く直前に塩、胡椒します。


強火🔥鉄製フライパンを煙が出るまで熱して、油を敷き馴染ませます。

そこにステーキ肉を投入して強火のままジュっ!と裏に焼き色を付けます。

鍋を揺すりながら肉をフライパン内を滑らせて、ステーキらしい焼き色がついたらすぐに裏返して同様に焼きます。


焼けたらすぐにアルミホイルに移して包んで10分くらい置いて余熱で火を通す。

10分後に指で押してみて耳たぶくらいのソフトな弾力になっていれば合格。(^^)

仕上げに再度フライパンを強火🔥熱して、アルミホイルに包んだステーキ肉の両面を瞬間的に焼いてパリッとさせたら完成です。


切り分けた肉を石のスレート皿の上部に盛り付けます。


ゼラチンドームの形を整えていた風船の空気を抜いてゼラチンドームだけを取り出します


歪な縁をハサミでまっすぐパッツンに切り取り揃えます。


成型したゼラチンドームを肉の上に覆い被せて、他を盛り付けたら出来上がりです。

【牛ランプのステーキ ゼラチンドーム瞬間スモーク 薩摩芋飴炊きの流星群】

あとは、ちゃちゃっと盛り付け完成!\(^o^)/

なんとなく、月面基地のようなコズミックな感じもします。


さつまいもの飴炊き「流星群」

つまり流れ星ですね。


星の上にアンテナのように伸びてる三本の長い槍(ヤリ)のようなものは、流れ星の伸びる「尾」を表現しています。

🌠⬅この絵文字のこれですね。

つまり大気圏外から地上に向けて尾を引きながらゆっくり舞い降りたイメージですね。

何とか、上の絵文字のような三本の尾が出来ないかと試行錯誤した結果完成したのがこれなのです(笑)。🌠

なので、三本の尾を引くこの【さつまいもの飴炊きの流れ星】は、当ブログ考案のオリジナルです。(^^)v


一応「さつまいもの飴炊き」なので、甘い飴に覆われた表面はパリパリに固いですが、飴の中の薩摩芋はホックリとしています。

食べる時は、三本の突起で誤って👀目を突かないように⚠️注意しながら食べます。(^^;)あぶないからね。


そして、これはの🍷ワイン塩です。

赤白それぞれのワイン3、塩1の割合でサラサラになるまで弱火でじっくり煮詰めて作りました。

このワインの芳醇な香りと味が移った塩で牛ステーキをいただきます。(^^)


それではいよいよステーキを燻煙します。

ゼラチンドームの下に燻煙器のホースを引き込みます。


燻煙器に桜チップをセットして、ライターで着火🔥してスイッチオン!\(^o^)/


モクモク…

ゼラチンドームの中の牛ステーキに煙が燻されました!。(((o(*゚▽゚*)o)))


燻煙器の作動時間は僅か2秒ほどでしたが、あっという間に煙が充満してお皿の上がスモーキーな香りに支配されて見えません(爆笑)。

その様相は、まるで雲海のような趣でなんとも幻想的な光景です(笑)。

後はそのまま放置して、15秒経って煙が牛ステーキに染み付いてからゼラチンドームを開けます。


ドームを開けた状態ですが、いい具合に燻された🌸桜チップの木の香りが漂います。


肉は、ほんのりピンクがかったジューシーなミディアムです。(*´д`*)


ワイン塩をちょっぴり付けていただきます。

鼻に抜けるスモーキーな香りと肉の芳醇で甘い香りに包まれて食欲を否が応でもを刺激しますね。

舌に触れた瞬間、ほんのり温かく肉質は驚くほど柔らかくて蕩けるように口の中に消えていく感じでとても美味しいです。

そして…


ゼラチンドームは、少し歯応えはありますが、シリコンのように柔らかいので…


ステーキ肉を一切れ包むと、ゼラチンのコラーゲンも余すことなく摂取出来て美容にも嬉しい一石二鳥(?)なステーキでした。(´・ω・`)ノシ

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