上の写真は、一見して普通の冷やし中華にしか見えないが、実は麺が固焼きそばになってる。
「焼きそば」は、中華の固焼きそばから、ソース焼きそばのような柔らかい焼きそばまで食感が様々だが
表面パリパリ、中をふんわり焼いた焼きそばを「冷やし中華」に使用したらどうなるのかを実験してみた。
「冷やし中華」とは、🇯🇵日本生まれの中華料理だ。
中国では料理を冷たいまま食べる習慣がないから存在しない。
ではまずは、冷やし中華の生麺を使い、焼きそばの蒸し麺にする作業から始めるとしよう。
冷やし中華用の生麺を蒸し器の一段上の穴あき鍋にほぐして入れる。
下二段目に水を入れて火にかけて沸騰したら、上の↑蒸し器をセットして蓋をして強火で10分程度蒸す。
10分後、麺の色が中華風の蒸し麺らしい黄褐色に変化する。
蒸すとみるみる色が変化するが、これは麺に含まれている「かん水」が「アルカリ性」のため
高熱の水蒸気による反応によって起こり、色が変化するに伴って生麺よりも歯応えも強くなるという特性がある。
蒸し終えたら・・・すかさず
蒸し器の下の沸騰してるお湯の中にダイレクトに放り込み、蒸し麺を入れて30秒ほど茹でる。
そのままザバっとザルにお湯を切って素早く水洗いして水を切り、麺同士ががくっつかないように油を全体に馴染ませてコーティングしておく。
火を着け、フライパンに油をならして蒸し麺を広げて両面煎り焼きする。
表面カリッ!と中はしっとりフワフワに仕上げると、お好み焼きのような最高に美味い固焼きそばが出来上がる。
油を切った麺をふんわりほぐしてお皿に小高く盛り付ける。
パリパリ香ばしい箇所と、ふんわり柔らかい箇所が健在した一つで二つの食感が楽しめる焼きそばだ。
このまま自然に冷まして粗熱が取れたら具材を盛り付け、よく冷えたゴマだれ(お好みのタレ)をかけたら完成。
本日の具材は、薄焼き卵の千切り、椎茸の甘辛煮千切り。
胡瓜の千切り、わかめ。
茹でささみの千切り、ハムの千切り。
ミニトマトのスライス(下)、人参と大根の甘酢漬け(中央)、レモン飾り切り(上)。
タピオカ。
タピオカが意外とゴマだれと合うし、グミのような食感がプラスされて面白い。
あとは、白ごまをパラパラとふりかける。
縁は胡瓜の飾り切り。
冷やし中華に、固焼きそばを使ったらどんもんかと長らく思ってたが、生麺の冷やし中華と違って
油で焼いた麺の香ばしさと、カリカリ麺の歯応えが加わりなかなか美味かった。
結論:これはありです(笑)。
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