今日のMENUは、市販のお菓子を使ってある実験をしてみます。
上の写真のお菓子、一見して互いに接続されておらず、右側が重力に逆らって地面から離れて空中に浮かんでいるように見えます。
初っ端からいきなりネタバレですが、実は極細の釣り糸を巡らせて絶妙なバランスで吊っています(笑)。
この如何にも近未来的で斬新なオブジェのようなお菓子。
この浮かぶお菓子に新たな料理の盛り付け方法の可能性を感じました。
この不思議な構造は【テンセグリティ(tensegrity)】と言って、バックミンスター・フラーにより提唱された概念であり
Tension(張力)と、Integrity(統合)を掛け合わせて出来た言葉なんですね。
通常の構造物は、それぞれ建築材料を接続して組み立てるのですが、このテンセグリティという構造は、建築材料を張力材(紐や鎖など)を用いて繋いで、二つの力が均等に釣り合った時にこの様な力を発揮します。
その張力材が細ければ細いほど、空中に浮いてるように見えますが、材料の重量を支え続けられるだけの強靭な耐久性が必要です。
今回の食べ物を使ってのテンセグリティを構築するのは、ウチが一番乗りかも知れませんね。(笑)。\(^o^)/
さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ作業開始です。
(。・_・。)ノ
今回は、建築材料ではなくて食品なので、実験に使用したのは、大判の海老せんべい(または、タコせんべい)2枚と、うまい棒2本です(笑)。
次に・・・。
フライパンに水と砂糖を火にかけて<接着剤>として使う【飴】を作ります。
飴が出来たらうまい棒の片側の先っぽを包丁で少し斜めに切り落とし平らにして飴を付けて海老せんべいの端にくっ付けます。
※切り落とした先っぽはいりません。
同じ角度でこれを二つ作ります。
二つとも出来たら釣り糸を使って上手く上下にかかる力をバランスさせてかかる力を感覚的に調整して釣り合わせます。
【浮遊するテンセグリティなお菓子】 |
あとは、ちゃちゃっと盛り付け完成。\(^o^)/
中央下部の黒い器と被ってる棒状菓子に、ちょこっと釣り糸が見えたのが惜しかった(笑)。
上から見ると、普通に組み立てて繋がってるように見えますが
正面から見ると、普通なら地面に固定されてなきゃいかん上下の接続部分が繋がってなくてフワリ浮いてる状態になってます。
この空間に長い棒を突っ込んで左右に振っても何もありません。
最後に動画をアップしますので、ご覧ください。
内容は、浮いてる部分を上から金串で突いて激しく揺らしてるのですが、それでもビクともせずに現状を保っています。
なので、上に付け合せなどをトッピングするなどの発想もできそうですね。(^^)d
この技術を元に、空中浮遊する(ように見える)ハンバーグやピザなども作れるかも知れません(笑)。
今回、物体を吊るす目的で使ったのは釣り糸ですが、釣り糸は食べれないので・・・。(^_^;)
代わりに、しらたき、糸こんにゃく、パスタなど、何かしらの細長い食品を使用して浮かせることが出来たら全て食べることができるので、どうするかが今後の課題ですね。
では、また。(´・ω・`)ノシ
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