チンジャオロース仕立ての酢豚 バルサミコソースかけ


使う食材が似ている青椒肉絲(ピーマンと豚肉の糸切り炒め)古老肉(酢豚)をミックスさせて
直接材料にタレを絡めずに、別添えにした黒砂糖の深みのあるバルサミコソースをかけてみました。(。・_・。)ノ

今日は青椒絲(チンジャオロース)なので、豚肉を使っています。

中国料理では「肉(ロー)」1字だけで「豚肉」という意味になります。

これが牛肉ならば青椒牛肉絲(チンジャオニュウロース)となり、この場合は「牛(ニュウ)」の字が間に入ります。(^^)d




🐷豚もも肉ブロックです。

前日に冷凍庫でカチコチに凍らせて、翌日、使う前に常温に置いて包丁の刃がスっ…と入るくらいの半解凍にします。

こうした方が、肉がぐにゃぐにゃにならずにピシッ!としたきれいな棒状に切る事が出来ます。(^^)d


半解凍になったら、繊維に沿って包丁で少し厚めのスライスした後、同じ幅の棒状糸切りにします。


ボウルに、糸切りした肉を入れて、日本酒、塩、胡椒を投入して手で揉み込むようにして混ぜたら、冷蔵庫で10分くらい味を馴染ませます。

その間に野菜類の準備をします。


人参は、ペティナイフを使って蝶々(ちょうちょ)飾り切りにしました。


これを少し厚めのスライスにして固めの下茹でにして水に晒した後、ザルに上げて水気を切ります。


他の野菜類、水煮たけのこ、ピーマン、ヤングコーン(縦四つ割り)、玉葱。

全て長さ、幅を揃えた棒状切りにします。

たけのこと、ヤングコーンは、切った後、予め下茹でしてあります。

野菜類の準備が出来たところで。


下味付けた豚肉を揚げる準備にかかります。

溶き卵片栗粉を投入して混ぜ合わせ糊状にします。


更に片栗粉の中にダイブさせて1本1本コーティングさせ、くっ付いてた一つ一つをバラバラにして余分な片栗粉をはたいたらバッドに入れて準備完了。(`・ω・´)ゞビシッ!!


油を熱して中温揚げ油に一つ一つバラバラに投入して箸でほぐしたらじっくりと火を通しながらカラッと揚げる。


無事に揚がったらクッキングペーパーの上に上げて油気を切ります。

衣はカリッと揚がってるけども、中はジューシーで肉汁滴るのが理想です。(^^)


ついでに、低温揚げ油で野菜類を潜らす程度にサッと「油通し」して熱を加えて油をよく切っておきます。

油通しすることで色味が良くなり、野菜の甘みも引き出されます。


最後にバルサミコソースを作ります。

鍋にバルサミコ酢、黒砂糖を投入。


火付けて溶かし、ヘラで混ぜつつ軽く煮詰めていきます。

途中で濃口醤油、老抽王(中国たまり醤油)を投入。

ある程度、とろみが付いたら濡れた布巾の上に鍋を置いて一気に冷やします。


ソースの仕上がり濃度は、ソースが冷めた状態で、鍋底をヘラで擦ったら鍋底が見えるが、ゆっくりと流れて鍋底が消える濃度です。

もっと分かりやすく言えば、蜂蜜くらいの濃度です。

これをフレンチポット(ソースディスペンサー)に入れます。


ボウルに出来上がった野菜類、豚肉を投入して箸でふんわり優しく混ぜ合わせます。


混ぜたらお皿にふんわりこんもりと盛り付けて、人参の飾り切りをトッピングしたら


真上からバルサミコソースをジグザグにかけて、白ごまを振ります。

最後にお皿の周囲を適当に飾り付けたら出来上がり。



【チンジャオロース仕立ての酢豚 バルサミコソースかけ】

あとはちゃちゃっと盛り付け完成!\(^o^)/




本日の飾りはお馴染みの人参の花

大葉の上に直に置いてます。

と・・・


そして、人参の蝶々です。

これも簡単ですね。(^^)

下はカイワレです。


材料が糸切りという以外に、味はチンジャオロースの要素は一つもなくて、要は【ピーマンと豚肉の糸切りバルサミコ酢豚】ですね(笑)。

豚肉はサクサクだけど、噛み締めれば肉汁が滲み出ます。

野菜は甘みがあり、シャキシャキの歯応えで美味しいですね。

これにバルサミコのブドウの酸味と黒砂糖の深みのある甘いコクのソースがよく合いました。

ごちそうさまでした。(´・ω・`)ノシ

コメント