紫芋あんの焼き芋風【和菓子】


紫芋のストックがこれで終わりなので、今日は最後に、紫芋で🇯🇵和菓子の「焼き菓子」を作ります。

形状を🍠🍂焼き芋の形に見立ててオーブンで焼き上げるタイプの和菓子です。(。・_・。)ノ

では最初に紫芋のあんこを作ります。


まず、前日から紫芋の皮をむき、ザクザクと厚めの輪切りにしてボウルに入れて水を張り翌日まで晒しておきます。


蒸し器に水を切った紫芋を入れて柔らかくなるまで🔥強火で蒸しあげます。


しっとり蒸しあがると、紫色が強く出ます。(^^)


すかさず、熱いうちに裏漉しします。

冷めると、網の目に詰まって通りにくくなるので必ず熱いうちに。(^^)d


裏漉した紫芋餡を鍋に投入して、グラニュー糖、無塩バター…


水飴、塩少々
を投入したのち、火🔥にかけてヘラで練ります。


途中でよく解したとろろ昆布を投入。

このとろろ昆布の役目は、紫芋などさつま芋に含まれる繊維質に似た食感を作り出します。

写真は、撮影のためにガバッと入れてますが、実際には少しづつ加えながらヘラで練りこみます。

そうしないと、とろろ昆布が中で分散せずに固まったままになります。( ^^ ;)


よく練りこんだら火を止めて、そのまま自然に冷まします。

続いて包む「皮」を作ります。


ボウルに砂糖、三温糖、溶き卵を少しづつ投入しながら泡立て器で混ぜます。


混ぜたら、室温に戻した柔らかい無塩バター、水飴を投入して泡立て器で混ぜます。


更に♨️湯煎にかけながら砂糖類のザラザラ感がなくなるまで溶かします。

溶けたらボウルを湯煎から外します。


爪楊枝の先っぽを食紅の容器に突っ込んで付着させて生地の中にちょこっと落とします。

本当にほんのちょこっとだけです、少々でも結構赤くなるので(笑)。

これを加えることで、紫芋の皮の赤みがかった色を表現します。


泡立て器で食紅をよく混ぜると、この通りほんのちょこっとだけですが、赤く染まります。

そこに…


そこに振るいにかけながら薄力粉、ベーキングパウダーを投入します。


ヘラでサックリと混ぜたのち、手で周りから折り畳むように捏ねてひと塊にして麺台に移します。


生地を小さく分割して丸めた皮を手の平で丸く押し潰します。


同じく分割して丸めた紫芋のあんこを皮の上に乗せます。

あんこの量は、皮の2倍ほどあります。

これを利き手の人差しと、指親指輪っかにした上に置いて…


片方の親指であんこを押しこみつつ、利き手の人差し指と、親指を時計回り(左手が利き手の場合、反時計回り。)に回しながら指の輪っかの内側で皮を伸ばしつつ、徐々に徐々にと押し込んでいき


あんこを中心、中心にと押し込んであんこが全部入ったら…


閉じ口をしっかりと閉じて…


両端を細くして、手を使い芋の形に成形します。

天板にクッキングシートを敷いた上に、閉じ口を下にして置きます。


少し膨らむので間隔をあけて並べます。


次に箸を使って布巾を巻き、箸の先っぽを使って生地の表面を所々チョンチョンと真っ直ぐ垂直に刺して浅いクレーターを作り、芋の凸凹感を出します。


クレーターをあけたら予熱180度のオーブンで20分間焼き上げます。


焼き上がりです。

これで20分ですが、もう少し濃いめの焼き色を付けたい時は、お好みの焼き色になるまでもう少し焼いてください。

もう少し焼くならば、焼き色の様子を見ながら+3~5分くらいでいいかと思います。

写真は、焼き色は付いてますが少し淡い焼き色です。

【紫芋あんの焼き芋風】

あとは、ちゃちゃっと盛り付け完成!\(^o^)/


皮からふんわりバターの香り…


甘い匂いも立ちこめます。







出来たての表皮に触れた瞬間の指先に伝わる感じには少し抵抗がありますが、その表皮を破れば下はしっとり、あんこもしっとりです。


中はこのように、紫芋あんこがぎっしりと詰まっています。


頬張ると、舌の上でホロリと解れるような優しい歯触りで、甘さも紫芋の味が分かるくらいの優しめで申し分なしです。(^^)

とろろ昆布が入ってますが、昆布の味はよく分からなかったですが、所々混ざっているとろろ昆布の食感には出会いました。

食べた感覚としては、某銘菓「ひ〇こ饅頭」に似てますかね(笑)。

そんな感じの素朴で美味しい和菓子でした。(´・ω・`)ノシ

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