薩摩芋ポムスフレのクリスマスケーキ【ノエル・フロマージュ 】

これは簡単に説明すると、さつまいもで作ったポムスフレを膨らませ、カラッポの内部にレアチーズをパンパンに注入して連結して作ったポムスフレです。

このポムスフレのコロンと丸みを帯びたフォルムをケーキに活かしてみたくて、素材として使ってみました。(。・_・。)ノ

当ブログでは、過去にもポムスフレ単品スイーツとして【生クリーム詰めポムスフレの栗と薩摩芋のモンブラン】を出したことがあります。

それでは作りますね。


さつまいもです。

かなり大きめサイズの1本を使います。

ポムスフレの大きさを揃えるために、丸いセルクルで型を抜くので、芋が小さいとセルクルが合わずにサイズと形がいびつで不揃いになり、上手く組み立てることが出来ません。(^_^;)

薩摩芋のポムスフレの作り方は最新記事の紫芋のポムスフレの作り方【2020年版*最新技術】に記載しているので、ここでは工程は省きます。


そして時は流れ、カリッとサクサクに出来上がったポムスフレは一旦、置いておきます。

今度は中に詰め込むレアチーズを作ります。


前夜から用意しておいた無糖の水切りヨーグルトです。

無糖ヨーグルトをキッチンペーパーを敷いたザルに入れて一晩かけて水を切りました。

下にヨーグルトから滲み出た上澄み液の「ホエイ」が貯まるので捨てずに取っておきます。

ホエイは後で使います。


ボウルにクリームチーズ、砂糖を投入。


ハンドブレンダーで柔らかくなるまでしっかり混ぜます。

まぁ、泡立て器でガシガシやってもいいですが、初っ端から泡立て器の目の中に詰まっちゃって苦労するので最初はハンドブレンダーを使った方が楽です。

もしハンドブレンダーをお持ちでないならば、ヘラでクリームチーズを潰しつつ混ぜます。


柔らかくなったら生クリーム、レモン汁を投入して再び混ぜます。


「ゼラチン液」を作ります。

ボウルに粉ゼラチン、先ほどのヨーグルトから出たホエイを投入してゼラチンをふやかします。

ホエイの役目はこれで終わりです。

残りは他に使う予定はないので、グイッと飲み干しました(笑)。

ホエイ美味かったー。(^^)


この、ふやかしたゼラチンを生クリームの中に入れて電子レンジで沸騰直前まで加熱したら…


混ぜて完全に溶かした後、粗熱を取ります。


クリームチーズの入ったボウルにゼラチン液を投入したら…


普通の泡立て器に持ち替えてぐるぐる回してしっかり混ぜます。


出来上がったレアチーズを細めの丸口金を取り付けた絞り袋などに詰め込みます。


ポムスフレの上部に針などで突いて穴を開けて、丸口金を差し込んだら、中が隙間なく満タンになるまでレアチーズを隅々まで注入します。


ポムスフレに詰め終わったらラップをかけて、冷蔵庫でレアチーズが固まるまで冷やします。


続いて「レアチーズの松ぼっくり」を作ります。

2日前から新鮮な生卵の殻の後ろに針などで突いて穴を開けて中身を取り出した後、中をよく水洗いして一日かけて乾かしておいた卵の殻です。

この中にもレアチーズを注入して同様に冷蔵庫で固まらせます。

各レアクリームチーズが固まるまで次の作業をします。


底になるクッキーの台を作ります。

袋に市販のバタークッキーを入れて袋の上から叩いて細かく砕きます。


この中に溶かしバターを投入して揉み込むようにして馴染ませます。


ケーキ型(12cm)の底に敷き詰めて、折り畳んだラップなどを使ってギュウギュウに押し固めて冷蔵庫で冷やします。


固まったクッキー台をお皿に置きます。


クッキー台の上から底の板を抜いたケーキ型を逆さにしてセットし、下からレアチーズを詰めたポムスフレを1段に7つ並べて上に接着剤として残ったレアチーズを塗りつけて更に上にポムスフレを積み重ねていきます。

穴の開いた注入口を下にして計3段に積み重ねました。


詰め終わったら、型を取り付けたままお皿ごと冷蔵庫に入れてポムスフレが安定するまで冷やします。

安定したら型をそっと上に持ち上げて外します。


そして「レアチーズ松ぼっくり」のレアチーズも固まったら慎重に卵の殻を剥いて中身だけを取り出します。


取り出した中身を製菓用のブラックココアを表面にまぶします。

このブラックココアは、砂糖などの甘みを添加していない無糖です。


ココアをまぶしたらチョココーンフレークを用意します。


ケーキ回転台に乗せたお皿を回しながらブラックココアをコーティングしたレアチーズにコーンフレークを下から順番に差し込んでいきます。

終わったら茶漉しに粉砂糖を入れて、真上からパラパラと降ってうっすら白く雪化粧させます。


最後にもう1つ、一番上の松ぼっくりを乗せる台になる「シュクレフィレ(糸飴細工)のプレート」を作ります。

フライパンに砂糖、お湯を投入して飴色になり、とろみがつくまで煮溶かします。


飴色になったらフライパンの底を濡れ布巾に当てて、これ以上黒くならないように温度を少し下げます。


下に油を薄く塗った鉄板の上に、フォークの先に付けた飴を手首のスナップを効かせながら縦横斜めに素早く動かして細く垂らしながら丸く作ります。

出来上がったら飴が壊れないように、スケッパーやフライ返しなどを使って注意しながら剥がします。

レアチーズポムスフレをお皿に盛り付けて、上にシュクレフィレのプレートを乗せた上にレアチーズ松ぼっくりをデコレーションして出来上がりです。

【薩摩芋ポムスフレのクリスマスケーキ ノエル・フロマージュ】

あとは、ちゃちゃっと盛り付け完成!\(^o^)/


うーん…なんか一見して


レアチーズケーキには見えませんね(笑)。


真上から見ると、肝心のポムスフレが消えてますが…


横から見て積み重ねたポムスフレは、こんな感じです。

中は空洞…じゃなくて、レアチーズがたっぷりと詰まっています。(^^)

このポムスフレを1つ頬張ると、シュークリームのように口の中でブシュッ!と破裂して広がり、程よい甘さと爽やかな酸味、クリーミーでマイルドなミルク感の強いレアチーズの濃厚な旨さを味わえます。

ちなみにポムスフレの表面は、レアチーズの水分でしっとりとしているので、引っ掻いたら「ペリッ!」とめくれます。


うーん…やっぱり言われなきゃ、ただの松ぼっくりにしか見えんね(笑)。

見れば見るほど超リアル!。\(^o^)/

このレアチーズにチョコフレークとブラックココアの組み合わせは、びっくりするくらいとても美味しいんです!。(〃)´艸`)オイシー♪


シュクレフィレの糸飴はカラメル風味の香ばしい甘さで、クッキー台はバターの旨さと風味濃厚で全てが渾然一体となった美味しいチーズケーキでした。(´・ω・`)ノシ

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