超進化系【肉じゃが】究極と至高の融合


ふと、日本の煮込み料理であり、おふくろの味の代表格でもある《肉じゃが》をレベルアップさせて前衛的な感じにしたら、どんな仕上がりになるのだろう?

と、あれこれ想像をめぐらせてた時に、今のウチが作るならばこんな感じかな…と思い浮かんだ「肉じゃが」を作ります。(。・_・。)ノ


🥕人参は、ナイフを使い、模様の彫刻(カービング)に彫ります。

出来上がったら花部分だけ切り離して成形した後、蒸して柔らかくします。

茹でても構いませんが、あまりグラグラ煮立てると、鍋の中で動いてあちこちぶつけて彫刻が崩れる恐れがあるので蒸してます。



じゃがいも(メークイン)は、3~3.5mm厚さにスライスして…


揚げて膨らませてポムスフレにします。


玉葱は、出来ればペコロス(小玉葱)があれば良かったのですが、入手出来なかったので普通の玉葱を小さな小玉葱の大きさになるまで剥き続けました(笑)。

剥いて残った玉葱は、煮るなり焼くなり好きにしてください(笑)。


フライパンに油を敷いて牛肉(または豚肉)を炒めます。

写真は🐮牛肉です。


鍋に出し汁、味醂、日本酒、濃口醤油、砂糖で甘辛く調味した調味液の中に牛肉、糸こんにゃく(結び細工)、玉葱、人参を入れて落し蓋をしてから弱火でコトコト煮て味を含ませます。


煮炊きが終わったら、調味液(煮汁)の一部を濾します。


調味液の一つは、鍋に入れて砂糖を追加して更に煮詰めてシュクレフィレ(糸飴細工)にして、手で小さな玉になるように軽めに丸めます。


もう一つの調味液は温度を30℃にして、粉末大豆レシチンを投入して混ぜた後、エアーポンプを使い「煮汁の泡」を作ります。

《超進化系【肉じゃが】究極と至高の融合》

あとは、ちゃちゃっと盛り付け完成!\(^o^)/

頭の中で思い描いてたイメージ通りに仕上がりましたが、いかがでしょうか?。


花人参は、煮汁を含んで甘くて柔らかく且つジューシーに仕上がっています。(^^)


絹さやは、筋を取って下処理した後、緑鮮やかにするため一緒に煮ずに別鍋で塩茹でしただけです。


玉葱と、糸こんにゃく(結び細工)も味が染みてて甘辛くて柔らかいです。(o^^o)


メークインのポムスフレ(6個)は、揚げただけで味が付いてないので、後で旨み満載の煮汁の泡をちょこっと乗っけて食すと、カリッ!パフッ!とした新食感のポムスフレの肉じゃが味を楽しめます。(^^)


煮汁の泡です。

泡は、ほんのりと温かく肉じゃがの甘辛い風味がします。

そして特筆すべき点は、煮汁には醤油が入っていて黒いはずですが、出てくる泡の色は黒くならずに全然真っ白ですね。

白いですが、泡の中は、くっきりと醤油の風味が浮き出るように際立っています。

これは以外!面白いなぁ。Σ(゚д゚;)


牛肉の上には、煮炊きが終わったあとの旨味が溶け出した煮汁で作ったキラキラと輝く小さなシュクレフィレ(糸飴細工)をあしらいました。

当然ですが、この糸飴も肉じゃがの旨みが凝縮していて甘辛いです。

それはまるで、肉じゃが味のキャンディーを舐めてるようです(笑)。

もちろん、下にある牛肉も柔らかくてジューシーな上に妙味です。(o^^o)


他では見ることの出来ない型破りな感じの肉じゃがですが、ご飯が進むほど最高に美味でした。
(´・ω・`)ノシ

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