パイシートで【編み込み蛋黄酥(タン・ファン・スー)】


🇹🇼台湾の伝統的なお菓子である蛋黄酥(タン・ファン・スー)】

日本語に訳すと【塩漬け卵黄とあんこ入り甘いパイ】となります。(。・_・。)ノ

この点心を、市販の冷凍パイシートを活用して簡単に作りたいと思いますが
単に普通にパイ生地で餡を包むのではなく、パイを格子状に編み込んだ【蛋黄酥】を作ります。

パイ生地を自作した方が安いなら作るけど、ちょっとだけ使うなら、作るよりもパイシート買っちゃった方が安上がりだからね。(^^)

さて、作る前にフィリングに使う【卵黄の塩漬け】の準備をしますが、これが完成まで4かかります。( ^^ ;)

本場では『アヒルの卵』塩漬けにした卵黄を取り出して使うようですが、これがなかなか入手出来る代物ではないので、どこでも入手しやすい『鶏卵』で代用します。

実は今回、前もって作って準備しておいた鶏卵の「塩漬け卵黄」を使用するため、今日はパイを編み込んで包んで焼くだけなんです。(^-^)

それでは以下「塩漬け卵黄」の手順です。


容器にを半分入れます。


その中に、新鮮な卵黄を投入します。


更にで卵黄を埋めたらラップをして冷蔵庫で4日間塩漬けにします。


4日後、塩から卵黄を取り出します。

塩の役目はこれで終了で、卵黄から塩を除去したら塩は捨てます。


卵黄は、水分が程良く抜けて固まってます。

感触はねっとりとしてますね。


塩漬けして塩を取り払った卵黄白黒あんこで1つづつ包み込みます。

あんこは市販品の「小倉粒あん」と、「白あん(大手芒豆)」です。


冷凍パイシートを出します。

パイシートは、前夜より冷蔵庫に移して解凍してあります。


フィルムを外して1枚のパイシートを半分に切り2枚にします。


半分に切ったパイシートが若干、長方形なので、短い方を少し延ばして正方形にします。

途中で、パイシートが柔らかくなり過ぎたら冷凍庫に暫く入れて冷やし固めます。


パイシートが再び少し固まったら、12等分に切ります。

編み込むならば、なるべく細い方が仕上がりの見た目が綺麗です。(^^)d


下にラップを敷いて、その上で一本づつパイシートを交互に編み込みます。


編み終わったら卵黄入りあんこを乗せて


ラップの四隅を束ねて持ち、ねじって包んだらラップを外して手でパイ生地の閉じ口をギュッ!と摘んでしっかり閉じます。


閉じ口を下にして置きます。


クッキングシートを敷いた天板に間隔を空けて並べます。


その上に溶き卵を塗ります。

溶き卵は、泡立てたあと一度、網で漉したものを使っています。(^^)d


溶き卵を塗り終わったら胡麻をトッピングします。

黒胡麻➡︎粒あん蛋黄酥
白胡麻➡︎白あん蛋黄酥

この後、オーブンを170℃に予熱して40分間焼き上げます。


これで焼き上がりました。

【編み込み蛋黄酥(タン・ファン・スー)】


あとは、ちゃちゃっと盛り付け完成!\(^o^)/

パイ生地を編み込んだユニークな蛋黄酥です。(^-^)

「編み込み蛋黄酥(黒あん)」

こんな感じに仕上がりました。

「編み込み蛋黄酥(白あん)」

焼けたパイ生地からバターの芳醇ないい香りが漂ってきます。クンクン( ̄∞ ̄)

「編み込み蛋黄酥(黒あん)」

中はこんな状態です。

鶏の卵黄ではなく、アヒルの塩漬け卵の「卵黄」を使えば、もう少しボールのようにまん丸な球形になるのですが、入手出来なかったので仕方ないです。(^^;)

「編み込み蛋黄酥(白あん)」

皮はサクサクで、塩卵黄のホロッとした口当たりと程よい塩気、あんこの甘さが奏でるしっとりとしたあまじょっぱさのあるクセになる美味しさですね。(^-^)


とても美味しかったのですが、またいつかどこかで「アヒルの塩漬け卵」がゲットできたらもう一度作りたいと思います。

ごちそうさまでした。(´・ω・`)ノシ

コメント