【試作】ヘリウムガスで浮遊する飴の風船


かなり前に読んだネット記事で、🇺🇸アメリカシカゴにあるミシュラン三つ星レストランが甘いの材質で作られた“タネ”
ヘリウムガスを注入して膨らませると空中にフワフワと浮遊する【食べられる飴風船】を提供していることを知った時に

とても面白そうなので、当ブログでもなんとか作ってみたいなぁ…と思っていたので今日はそれを作ってみます。

これからご覧いただくのは、現在開発中のもので、現段階でほぼ仕上がってますが、まだ不完全なもので単なる《プロトタイプ》の域を出ないものであるということをお含みおきください。


こちらが鋭意作成に取り組んでいる飴風船“素”になる「タネ」ですが、中身は通常の飴と違い、冷めてもさほど固まらずにどろりとした流動性を保ち続けます。


さて、これからこの飴を膨らませるためには、別途ヘリウムガスが必要ですが、こちらの小さなヘリウムガス缶(スプレータイプ)は、ドンキで購入しました。

お値段は1缶800円でした。

手に持っても中身が本当に入ってるのかと疑心暗鬼になるくらい軽いです(笑)。

写真には、他にオプションとしてチューブ(熱帯魚エアポンプ用)と、タピオカストロー(太ストロー)をガムテープでガスが漏れないように固定して連結しています。

ただ、変声用のヘリウムガスではないために非常に危険なので、くれぐれもヘリウムガス缶から直接ガスを吸わないでください。

変声用のヘリウムガスと違って酸素が含まれていないために直接吸い込むと酸欠の恐れもあり危険です。

変声用のヘリウムガスの場合は酸素が20%含まれているそうです。


缶の裏にも注意事項が明記されています。

ヘリウムガス自体には毒性はありませんが、缶から直接吸うと意識障害を引き起こして失神する恐れもあるそうです。


さて、ヘリウムガスで膨らます前に試験的に、ストロー1本を使って飴を先端にたっぷりとつけてストローの口を覆ってから持ち上げて、下向きに息を吹き込み、正常に膨らむかどうかの確認をします。

いきなりヘリウムガスで膨らませての確認は、ガスの無駄使いになるのでやめておいた方が無難ですね。

(^^;) 高いし、勿体ないからね…。

無事に膨らんだのを確認したらいよいよヘリウムガスを注入します。

飴の液体にチューブの先端を浸して、たっぷりと覆ったら液体から引き上げ、そのまま下向きにしてヘリウムガスを注入し、飴がみるみる膨らんでフワリと浮き上がったら、チューブを上向きにしながらも膨らませ

ある程度の大きさになったらヘリウムガス注入をストップして糸を使い、飴とチューブの口を捻るようにして閉じ、そのまま糸を飴の粘着に任せて貼り付けるようにして慎重にチューブから引き離して浮かばせます。

ヘリウムガス注入1回目は膨らんだけど、糸を結ぶ時に飴が指にくっつき穴が開いてガスが抜けてあえなく失敗。

2回目は上手く行きましたが、しかし形がいびつです。

チャレンジ3回目も膨らんだけど、今度は糸が風船の表面に張り付き、破けてガスが漏れて、これも失敗…。

4回目のチャレンジをするつもりが、ここでガス欠となってしまい終了です(笑)。/(^o^)\

( ;´・ω・`)うーん… 浮かんだ飴を糸で繋ぐのってけっこう難しいな…。

検証した結果、風船の大きさにもよりますがこの小さな1缶だけだと約2~3回分が限度のようです。


結局、3回のうち空中に浮かんだのはこのいびつな形状の1個だけでしたが、普通の風船みたいに糸を結ばずに
飴を糸に絡まらせて張り付かせてるだけなので、今にも外れて風船だけが飛んで行きそうでヒヤヒヤします(笑)。

暫し浮かんだのを見て楽しんだら、なるべく早めに食べないと時間の経過とともに劣化していきます。

食べ方は、糸を持ち、空中に浮かせたまま直接風船にかぶりつくようにして食します。

実は、アメリカの店の飴風船は、糸の部分も飴で出来ていて食べられるそうです(笑)。

飴なので風船の味は甘いのですが、かなりベタつくので、肌に飴の薄い膜が張り付くと引っ剥がすのが一苦労です(笑)。


形が多少ブキミですが(笑)、でも、膨らんでフワフワ浮遊してるのでプロトタイプとはいえども一応、成功ですね。(^^)

風船は、糸をセロテープでテーブルに固定して浮かばせています。

今後は、もっと丸く綺麗に膨らますことと、糸を上手く結ぶことが課題ですね。

そして、糸の部分も飴で作れるように研究したいと思います。

あと、もう少し飴風船のレシピを微調整で改良しますね。


最後に、一つだけフワフワ浮かんだ記念の動画をアップしておきます。

今回のデモンストレーションで一つも浮かばず全滅ならば、この記事は「お蔵入り」させてなかったことになってたので、浮かんで良かったです。(^^)

また機会があれば、今度はもっと大きなヘリウムタンクと、チューブも太めのものを用意してから再チャレンジに臨みたいですね。

以上でした。(´・ω・`)ノシ

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