クリスタル鯛焼き


今日のMENUです。

液体をゼリーに固める凝固剤の《アガー》を使って、風情と涼感のある

今までありそうでなかったクリアな【たい焼き】風の和菓子を開発しました。
(´・ω・`)ノシ

道具としてフッ素加工の《鯛焼き器》を用意しなければなりませんが、作り方はいたって単純です。


まずは、ボウルにアガーと、上白糖を投入して混ぜます。


次に鍋にお湯を沸騰させてから中火に落として、粉類を投入したら泡立て器で混ぜつつ中身を溶かします。

跡形もなく溶けたら火を消す。


油気のないきれいな鯛焼き器を用意して開いて置きます。

使うのは下の左右二つだけです。


下二つの型に熱いままの液体を頭の先からしっぽの先までなみなみと流し入れます。

入れたらそのまま常温で自然に固まらせます。


液体が固まったらカレースプーンなど大さじのスプーンを用意して、スプーンの頭をガス火の上で少しだけ炙って加熱したら
スプーンの凸面をゼリーの上にまっすぐ下ろしてスプーンの熱で表面を溶かします。

溶けた液体は、スプーンですくい取り、別皿に移します。

ガス火を使わない場合は、沸騰させた熱湯にスプーンの頭を浸して熱したあと、スプーンの水気を払ってからそのままゼリーの上に持ってきて溶かします。


スプーンの腹を当てて溶けた分の液体を少し取り除くと、スプーンの跡の浅い深さのスペースが出来ます。


できた窪みの中に市販の小倉餡(あんこ)を詰め込み、流したゼリーの高さと同じになるように平らにならします。

写真上の方の窪みの中にもあんこを同様に詰め込みます。

詰めたら下側の片身を型から取り出し、上側と下側の内側をピッタリ張り合わせて一匹の鯛になったら、蓋を閉めてそのまま冷蔵庫に投入して型ごと冷やします。

キンキンに冷えたら型から取り出してお皿に盛り付けます。

【クリスタル鯛焼き】


あとは、ちゃちゃっと盛り付け完成!
\(^o^)/


この中身が透けてる水まんじゅうのような新種のたい焼きを当ブログで《クリスタル鯛焼きと命名しました。

焼いてないけどね。(^_^;)

これほどまでに透明感のある瑞々しいたい焼きは、かつてあったでしょうか?

かつてのブームでタピオカ粉を使用した「白いたい焼き」なんかはありましたが、白いだけでそれほど透明感はなかったですしね。


腹側


頭部


背びれ


尾ひれ


断面図

このように、ちゃんと真ん中にはたっぷりとあんこが入ってます。(^^)


ツルん!とした滑らかな舌触りの冷たくて美味しいゼリーの鯛焼きでした。

ごちそうさまでした!(´・ω・`)ノシ

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