今日は、アメリカ生まれの【フライドチキンワッフル】なるものを当ブログ流に作ってみます。
この料理は、ワッフルの上にフライドチキンを乗っけて、更に甘いメープルシロップをたっぷりとかけて食します。
フライドチキンの塩辛さと、ワッフルの甘さが相まって奏でる甘じょっぱさがクセになるアメリカのソウルフードなのです。(。・_・。)ノ
では「フライドチキン」から作りましょう。
鶏もも肉を1枚分、適当な大きさに切り分けます。
上の写真は、並の唐揚げサイズに5個に切り分けましたが、本場のフライドチキン並にデカいサイズにしたいならば、二つに切るだけでもいいでしょう。
続いて「漬け汁」の「卵牛乳」を作ります。
ボウルに全卵、牛乳を投入して泡立て器で撹拌。
容器に鶏もも肉を入れたら、濾し網を通しながら卵牛乳を注ぐ。
蓋をして空気を抜いて真空にした後、冷蔵庫で一晩寝かせます。
次に鶏もも肉にまぶす「ミックス衣」を作ります。
ボウルに小麦粉、岩塩パウダー、ガラムマサラ、胡椒、鶏がらスープの素(パウダーにする)を投入して混ぜ合わせます。
ザルに漬け汁ごと鶏もも肉をあけて汁気をしっかりと切ったあと
ミックス衣を隅々まで満遍なく付着させます。
これを揚げます。
かの有名なケンタッキーフライドチキンは専用の圧力鍋で揚げるそうですが、ウチには普通の圧力鍋しかないので諦めます(笑)。
(^^;)普通の圧力鍋での揚げ物は危険だからね。
揚がったら油を切っておく。
続いて「アメリカンワッフル」を作ります。
ボウルに全卵、砂糖、蜂蜜、牛乳を投入して混ぜ合わせます。
そこに薄力粉、ベーキングパウダーを振るいながら投入して混ぜます。
最後に溶かしバターを投入して混ぜたら
熱しておいたワッフルメーカーに流して焼きます。
これでワッフルが焼き上がりました。
あとは出来上がったワッフルに、フライドチキンを乗っけるだけですが、オリジナリティを出すために今日はもうひと仕事します。
トッピング用に「糸飴」を作るのてす。\(^o^)/
これは、中華料理のスイーツで「抜絲地瓜(バースーチーグワ)」という一種の菓子、つまり
日本語に訳すと「さつまいもの飴炊き」という揚げたサツマイモに、パリパリ飴がコーティングされた日本でもお馴染みの人気のデザートになるのですが
本日は、その「抜絲(パリパリ飴)」の技術を応用して作ります。
糸飴は、西洋料理だと「シュクレフィレ(sucre filé)」と呼ばれますね。
シュクレフィレは水、砂糖の他に水飴が入るレシピもありますが、今日は
では、中華鍋に砂糖。
水を投入したら🔥火を着けます。
分量は適当に自分の感覚でやってます(笑)。
火を付けて鍋の中でお玉の腹で鍋底を回してジリジリと煎りつつ飴にしていきます。
水が蒸発するにつれて次第にカラメル状に茶色く色付いて来るので、これ以上温度が上がるのを止めるため直前で中華鍋の底を
予めボウルに貯めておいた水に付けて瞬間的に温度を下げて冷やします。
飴の濃度は、フォークに絡めて高い位置から垂らしたら「ツーッ」と途中で切れずに細く糸を引く濃度に調整します。
鍋を水に浸けたままだと、次第に固くなってしまうので頃合いになったら水から外します。
ここからは⏰時間との戦いです(笑)。
薄く油を塗った鉄板に、箸二本を間隔を空けて置き、手首のスナップを鞭のようにしならせて飴を付けたフォークをジグザグに動かしながら細く飛ばします。
終わったら箸を持ち上げて外し、飴が柔らかいうちに手に軽く持ち、好きな形に曲げます。
冷めるとパリパリに固まるので素早く行います。
盛り付けをします。
お皿にワッフル一枚を置き、上にフライドチキンを乗せます。
もう一枚のワッフルは、四つ切りして
お皿の四隅に立てかけて飾ります。
チキンの上に「カタバミ」をトッピング。
カタバミについては当ブログの【ナスとチキンレバーのプレッセ】に明記してあります。
その上に糸飴をトッピングします。
【フライドチキンワッフル】 |
あとはちゃちゃっと盛り付け完成!\(^o^)/
スパイシーでジューシーなフライドチキン。(^^)
食す前に上からメープルシロップをたっぷりとかけるのが本式。
フライドチキンワッフルには、このメープルシロップが欠かせません。
かけると周囲がふんわりとメープルシロップの香ばしくも甘美な香りに包まれます。(´艸`)
シロップをかけられたフライドチキンはしっとり感が出て、下のワッフルにまでメープルシロップが染み込んでうまみが増します。
ナイフを入れると、まるでガラス細工のような糸飴が「パリパリ…」と小気味よい音を立てながら崩れていきます。
フライドチキンの表面はサクサクですが、呆気ないほど柔らかくて、ナイフを前後に軽く動かすだけでスっと入っていく。
ワッフルはしっとりとしてバター香る軽くてふんわり柔らかな食感。
メープルシロップの香ばしい甘さに、フライドチキンのスパイシーさが口の中でお互いにせめぎ合いながらも次第に角が取れて丸く調和していく。
この「甘じょっぱい」味が、日本料理の基本的な味付け「甘辛さ」にも相通じる様な気がします。
なので、このワッフルチキンは組み合わせこそ奇抜ですが、案外、日本人にも受け入れられそうな味なんじゃないですかね。
また機会があれば、今度はアメリカ流にフライドチキンではなく、日本流に魚を使った「天ぷら」なんかでも試作してみようかと思います。
なんとなく白身魚とか合いそうな感じですね。
他に例えば【ワッフル × 竜田揚げ】なんて組み合わせも面白そうです(笑)。
メープルシロップに醤油を隠し味的にプラスした、香り高くて甘辛いタレなんかもソースとしては合いそうな気もしますね(笑)。
まぁ、やってみなければ分かりませんけどね(笑)。( ̄▽ ̄)
それではまたね。(´・ω・`)ノシ
コメント
コメントを投稿