人参細工【鎖(チェーン) 】の作り方


今日は、過去記事のアメイジング・カレー で作った
1本の人参をまるごと彫り上げて作る人参の鎖(チェーン)【輪違い人参】とは違った別の方法鎖型(チェーン)カービングを作ります。

こちらのタイプは、ブロッコリーの茎など、材料が小さくても作れます。(^-^)


ではまずは、人参の皮を剥きます。


人参のヘタを取ってから半分に切って、一部を長方形に成形して写真中央下のスクエアな立体のみを使います。


上と下、両横にまっすぐに切り込みを1/3程の深さに入れます。


最初に入れた切り込みと同じ幅にストン!と切り落とします。


切り落とした下の人参だけ使います。

後ろの人参は使いませんが、同じように切れば、あと3~4個作れます。


目標の人参にナイフの刃先を突き刺したら、先ほど入れた横の切り込みと交差するようにして下まで貫通させてハシゴのような切り込みを順に入れていきます。


ハシゴの切り込みを入れたらプラスチック板を両横の切り込みに奥まで差し込みます。

プラスチック板が止まった所が切り込みの最深部です。

今回は、仕組みを分かりやすくするために、両脇の切り込みにプラスチック板をガイドとして差し込んでますが、構造が理解できるようになればプラスチック板無しでもできるようになります。

しかし、プラスチック板を挟む利点は、深く切り過ぎを防ぐ効果もありますので普段から使っても問題ありませんが

慣れれば、プラスチック板の補助は無くても感覚的に作れるようになります。(^^)d


これより左側にナイフの刃先を上から順に縦に入れていきますが、切るのはプラスチック板を挟んだ横の切り込みから上半分だけです。

下半分《裏面》になるので後で切ります。

では、横の切り込みと交差するように縦にナイフの刃先を入れて、プラスチック板に突き当たるまで貫通させてそのままハシゴの幅に切り込みます。

1段目を1つ切ったら、2段目をスルーして3段目に縦に切り込みを入れます。

3段目を入れたら4段目をスルーして5段目に縦に切り込みを入れます。


1段飛びづつで片側(写真上)に切り込みを入れ終わったら、ハシゴをそのまま縦向きにくるりと前方半回転して裏返します

半回転させて裏側も同様に切り込みます。


裏側です。

左側の下には先ほど作業した段違いに切り込みが入ってますが、今度は裏の切り込みとは逆に互い違いになるように縦に切り込みを入れます。


左側(写真上)の表裏に互い違いに切り込みを入れ終わったら、右側(写真下)は、左側とは切り込みが互い違いになるように交互に切り込みます。


両面裏表全て互い違いに切り込みが終わったら、『コ』の字型の切り込みにナイフを入れて、すぐ下のプラスチック板に刃先が当たるまで片側1枚分だけ縦に斜め切りします。

写真は真ん中にプラスチック板が入ってストッパーになるので下まで切り過ぎて貫通することはありません。


さて、これで裏表左右共に段違いに切り込みが無事終わりました。


そしたら横の切り込みに両側から両手の指を差し入れて潜らせ、少しづつシールを剥がすようにして慎重に開き2枚にします。


無事に開いて2枚に分離したら


繋ぎ目を一つ一つナイフでカットしてチェーンになるように外して輪っかにしていきます。


全部切り離して輪っかになったら


余分なクズやバリなどもカットして、角を丸くするなど綺麗に成形します。


これで人参チェーンの完成!。\(^o^)/

小さいながらも継ぎ目のないリングで繋がってるので外れません。


今回の長さは約10cmでした。(^-^)

慣れたらこれよりもう少しサイズを小さくしたり、リングの幅を太くしたり、はたまたリングの数を増やしたりも出来るようになります。

それではまた。(´・ω・`)ノシ

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